鈴鹿セブンマウンテン難易度別登山コース紹介 – 初心者から上級者まで楽しめる!

こんにちは!

いなべや桑名についてのブログを書いているけわぞう(@kewazo1)です。

今回は、鈴鹿山脈にある魅力的な鈴鹿セブンマウンテンについてご紹介します。このエリアは、初心者から上級者まで楽しめる7つの山があり、それぞれに独特の魅力が詰まっています。

このブログでは、これらの山を、私の独断と偏見で難易度・人気度・おすすめ度を星5つで評価しました!

世間一般のおすすめは人気度で、おすすめ度は僕個人の好きな山の評価です。

また、初心者におススメの登る順番も紹介していくので、セブンマウンテンに登ったことのない人や、初心者でどの山から登ろうかと思っている人はぜひ参考にしてください!

さあ、それでは一緒に素晴らしい鈴鹿セブンマウンテンの世界を探検しましょう!

目次

鈴鹿セブンマウンテンとは?

1964年に朝日新聞・名古屋テレビ・近畿日本鉄道が中心となって始まったのが、鈴鹿セブンマウンテン登山大会です。この大会がきっかけで、鈴鹿山脈を代表する山として、以下の7つの山が鈴鹿セブンマウンテンと呼ばれるようになりました。

鈴鹿セブンマウンテン
  • 藤原岳
  • 竜ヶ岳
  • 釈迦ヶ岳
  • 御在所岳
  • 雨乞岳
  • 鎌ヶ岳
  • 入道ヶ岳

鈴鹿セブンマウンテン登山大会は1998年に終了していますが、その呼び名は今でも当たり前のように使われており、関西や東海地方から多くの登山者が楽しんでいる山です。

藤原岳

藤原岳の山頂

標高    1,140m
【難易度】   ★★
【人気度】   ★★★★
【おすすめ度】 ★★★★

藤原岳は、フクジュソウをはじめとするさまざまな花を見ることができるため、花の百名山にも選ばれています。

いなべ市から見る藤原岳の山肌は削られていて美しい山容ではありませんが、山頂付近は台地状になっており、とても綺麗な景色が広がっています。

登山道は整備されており、危険な場所も少ないため、

鈴鹿セブンマウンテンの中で初心者に最もおすすめです。

ただし、整備された道と9合目までのビュースポットの少なさから、初心者には少し物足りなく感じるかもしれません。

藤原岳おすすめ登山コース:裏道→表道

藤原岳登山ルート

藤原岳には一般的な登山コースとして、

表道(大貝戸ルート)と裏道(聖宝寺ルート)の2つがあります。

表道は歩きやすいですが、裏道も他のセブンマウンテンの登山道と比べるとそれほど難しくありません。

そのため、登りは裏道、下りは表道を利用することで、より安全に藤原岳の魅力を楽しむことができるでしょう。

藤原岳の各ルートの特徴については、別のページで詳しく紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

竜ヶ岳

竜ヶ岳の山頂

標高    1,099m
【難易度】   ★★
【人気度】   ★★★★
【おすすめ度】 ★★★★★

竜ヶ岳は宇賀渓の駐車場から複数の登山ルートが選べるため、バリエーション豊かです。

どの登山道も比較的登りやすく、特に尾根歩きが魅力的です。

竜ヶ岳の遠足尾根

遠足尾根ルートでは、尾根に上るまでが大変ですが、尾根に出ると気持ちの良い山歩きが楽しめます。

さらに、谷の部分にはいくつかの滝があり、滝めぐりも魅力の一つです。

竜ヶ岳の滝

竜ヶ岳は人気が高く初心者にもおすすめですが、複数のルートがあるため、人気のルート以外は混雑することはありません。

竜ヶ岳のおすすめコース

竜ヶ岳シロヤシオ

竜ヶ岳には全部で4つの登山ルートがあります。

その中で初心者へのおすすめコースと、私のおすすめコース2種類を紹介します。

【初心者おすすめコース】
登り:遠足尾根 下り:金山尾根

  • 危険な場所も少なく景色の良い長い尾根を歩きが気持ちいい。
  • 季節によっては、シロヤシオの花や秋の紅葉が楽しめる
  • 金山尾根は比較的簡単なルートでで短時間で下山できる

【けわぞうおすすめコース】
登り:中道 下り:遠足尾根

  • 中道の谷コースで川の音や滝を楽しみながら登る。
  • 下山は遠足尾根で景色を見ながら。
  • 中道には約5メートルの堰堤をはしごで登る箇所があるため注意が必要。

竜ヶ岳のその他のルートについてもすべて歩いているので、各コースの特徴やいろんな楽しみ方について興味のある方はこちらをチェックしてください!↓

今回紹介した遠足尾根のルートで登山した参考記録はこちら(下山は金山尾根じゃなく中道です)↓

釈迦ヶ岳~大ガレが見どころ~

標高    1,092m
【難易度】   ★★★★
【人気度】   ★★
【おすすめ度】 ★★★★

釈迦ヶ岳は前半は比較的登りやすいですが、山頂に近づくにつれて急登の岩場や、砂や小石で滑りやすい箇所が多くなります。

山頂からの眺めがあまり良くないため、他のセブンマウンテンと比べて人気が少ないです。

初心者向けの歩きやすいコースもありますが、セブンマウンテンの中では初めに登る山としてはおすすめしません。

釈迦ヶ岳の登山道とおすすめコース

釈迦ヶ岳大ガレ

【初心者おすすめコース】
登り:中尾根 下り:中尾根

  • 歩きやすく、釈迦ヶ岳の一番の見どころ大ガレ通ることができる。
  • 途中に見晴らしの良い場所あり。

【けわぞうおすすめコース】
登り:安座谷 下り:中尾根

  • 庵座の滝や三段の滝が見られる。
  • 山頂付近にロープやクサリ場が連続するため注意が必要
  • 崖登りのような感じで、大ガレと同じくらい魅力的だが初心者は注意が必要

ハト峰やその他のルートについても詳しく紹介しているので興味のある人はチェックしてみてください。↓

御在所岳~1番人気の奇岩の多い山~

御在所岳の山頂

標高    1,212m
【難易度】   ★★
【人気度】   ★★★★★
【おすすめ度】 ★★★

御在所岳は、セブンマウンテンの中で圧倒的な人気を誇る山です。

ロープウェイが設置されているため、登山客だけでなく観光客も多く訪れ、山頂にはレストランや自動販売機があるので、設備は文句なしです。

ギブアップした場合でも、ロープウェイで下山ができる点は、他のセブンマウンテンにはない初心者に優しい魅力です。

登山道には岩場が多く、手を使って登る箇所もあるため、難易度はやや高めですが、素晴らしい眺望や見どころが多く、非常に楽しめる山です。

ただし、人気も見どころもたくさんあるため、人が非常に多いです!

春や秋の中登山道では、渋滞が発生することもあるため、人が少ない方が好みの方は、少し暑いですが夏シーズンに登ることをおすすめします。

初夏には山頂でたくさんの赤とんぼが飛び交う光景が、夏の風物詩となっています!

御在所岳の登山道とおすすめコース

御在所岳の地蔵岩

【初心者おすすめコース】
登り:裏道(中道) 下り:裏道

  • 裏道は他の登山道と比べると比較的安全な個所
  • キレットなど高いとこが不安でなければ、登りは御在所岳一番人気の中道がオススメ。
  • 中道と裏道は登山口が遠いため駐車場からのアプローチが時間がかかる。

【けわぞうおすすめコース】
登り:一ノ谷 下り:中道

  • 一ノ谷の大国岩からの絶景を眺めることができる。
  • 中道の下山は、砂や小石で滑りやすいので注意が必要。

御在所岳のその他のルートの特徴については、別のページでで詳しく書いているのでチェックしてみてください。↓

中道の参考記録はこちら↓

裏登山道の参考記録はこちら↓

鎌ヶ岳~ガレ場の多い鋭い山容~

鎌ヶ岳の山頂

標高    1,161m
【難易度】   ★★★★
【人気度】   ★★
【おすすめ度】 ★★

鎌ヶ岳は切り立った山頂が特徴的な山で、その見た目どおり岩場や、砂や小石で滑りやすい箇所が多いので初心者には少し大変かもしれません。

それでも、人気の御在所岳から武平峠を経由して縦走ができるので武平峠ルートは比較的人が多いのも特徴です。

鎌ヶ岳の登山道とおすすめコース

【初心者おすすめコース】
登り:武平峠ルート 下り:武平峠ルート

  • 高低差が300mと高低差が少ない。
  • 約1時間弱で到着することができ、セブンマウンテンの中で最短で山頂に歩いて行ける。
  • 砂や小石が多く滑りやすいので、下山は慎重に!

【けわぞうおすすめコース】
登り:長石谷ルート 下り:武平峠ルート

  • ごつごつした岩場を登っていく鎌ヶ岳のイメージ通りのルート
  • 鎌ヶ岳「犬星大滝」を見ることができる。
  • 岩の上を歩いて川を横切ったりする箇所が多いので、滑らないように要注意。

雨乞岳~セブンマウンテン最高峰~

雨乞岳の山頂

標高    1,238m
【難易度】   ★★★★
【人気度】   ★★
【おすすめ度】 ★★

雨乞岳は、鈴鹿セブンマウンテンの中でも最高峰の山で、他のセブンマウンテンの山は大体三重県と滋賀県の県境にあるのですが、
雨乞岳は他の山よりも西側で、滋賀県側の山深い雰囲気が登山道で味わうことができます。

南北に連なる鈴鹿山脈からは少し外れた山で、実際は鎌ヶ岳よりも北にあります。

けわぞう

ちなみに鈴鹿山脈の最高峰は標高1,247mの「御池岳」です。

登りやすいコースが少ないためか他のセブンマウンテンと比較すると登山客もそこまで多くありません。

雨乞岳の登山道とおすすめコース

雨乞岳登山ルート

雨乞岳は、初心者おすすめと私のおすすめコースが一緒なので合わせて紹介します。

【おすすめコース】
登り:クラ谷ルート 下り:クラ谷ルート

  • 三重県側方面から登れる登山道としてはクラ谷ルート一択。
  • 岩の上を歩いて川を横切ったりする箇所が多いので、滑らないように要注意。

クラ谷ルートの山行記録はこちら↓

入道ヶ岳~アセビが綺麗な初心者にオススメの山~

入道ヶ岳の山頂

標高    906m
【難易度】   ★★
【人気度】   ★★★★
【おすすめ度】 ★★

入道ヶ岳はルートがわかりやすく、山頂には木がなく、素晴らしい眺めが楽しめます。

春には山頂でアセビが咲き、美しい景色が広がります。

入道ヶ岳には広い駐車場があり、初心者にも登りやすいルートが多いため、混雑感はあまりありません。

デメリットがほとんどなく、麓にある椿大神社から神秘的な雰囲気を感じながら登山を始められるので、初心者におすすめしたい山の一つです。

入道ヶ岳の登山道とおすすめコース

入道ヶ岳登山ルート

入道ヶ岳はいくつもコースがありますが、僕のおすすめコースも初心者にもオススメできるコスなので合わせて紹介します。

【おすすめコース】
登り:井戸谷 下り:二本松尾根

  • 井戸谷で川の音を聞いたり植物を見たりして楽しぶ。
  • 二本松尾根で低木のトンネルをくぐりながら下山。

登りではないですが、下山の際に二本松尾根を使った山行記録はこちら↓

その他にも井戸谷ルートもオススメ!

ネットでは井戸谷は初心者にはおすすめしていないところもありますが、個人的は何の川の音やいろんな植物が生えていて飽きずに山頂まで登ることができるかと思います。

当時4歳の息子も井戸谷で山頂まで登ることができました!

当時の息子と登った山行い記録はこちら。

入道ヶ岳のその他のルートの特徴については、別のページで詳しく書いているのでチェックしてみてください↓

鈴鹿セブンマウンテン登山のおすすめの順番

ここまで紹介してきたセブンマウンテンですが、僕がオススメする登る順番を紹介していきます。

順位の決め方としては、登山客の多さや安全性の高い山を上位にしていますが、それ以外に山の楽しさを簡単に感じることができる山を上位としています。

①入道ヶ岳
歩きやすい登山道で、初心者にもオススメの山。標高も低いので、初めてセブンマウンテンに挑戦する方にもハードルが低いです。

②竜ヶ岳
初心者にも歩きやすい登山道で、人気の山です。遠足尾根は景色のいい尾根道で、山歩きの楽しさを感じることができます。

③藤原岳
登山道の歩きやすさと人気度は上位2つの山に劣りませんが、山頂までの道のりで良い景色を楽しめる場所が少ないため、3番目としました。まずは山登りの楽しさを入道ヶ岳や竜ヶ岳で体験してから藤原岳に挑戦するのをオススメします。

④御在所岳
岩場や砂や小石で滑りやすいところもありますが、登山客が多いので安心感があります。今回は徒歩で登ることを前提としていますが、心配な方はロープウェイを利用して御在所から登ってもいいかもしれません。

⑤釈迦ヶ岳
尾根などは比較的歩きやすく安全な登山道ですが、上位の山と比較すると登山客が少ないので5番目にしました。

⑥鎌ヶ岳
武平峠の登山道であれば、短距離で歩くことができるので初心者にもオススメですが、山登りの楽しみや登山客の多さ、歩きやすさなどを総合すると、最初に登るべき山ではないためこの順位としました。

⑦雨乞岳
鈴鹿山脈から少し外れており、他の6つの山とは雰囲気が違う山です。ここを最後に登り、滋賀方面の山を望むことで、次に登る鈴鹿の山を決めるインスピレーションを得ることができるでしょう。雨乞岳は登山道もやや難易度が高いため、登山経験を積んだ上で挑戦するのがおすすめです。

これらの順番はあくまで私のオススメですが、登山の経験や目的に合わせて選んでいただくことが大切です。また、季節や天候によってもコンディションが変わるため、事前に情報収集をして安全に楽しんでください。

まとめ

今回は私の独断と偏見で初心者にオススメのセブンマウンテンランキングを作成しました。

鈴鹿セブンマウンテンをどの順番で登ろうか?どのルートで登ろうかを考えている人はぜひ参考にしてみてください。

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