藤原岳2つの登山ルートの特徴と初心者オススメのコース紹介!

鈴鹿セブンマウンテンの1つで一番北にある『藤原岳』

いなべ市在住の私けわぞうは藤原岳が大好きで年間で何回も登ります。

初めて藤原岳に登ってみようと考えている人にとって、どんな登山ルートでどれくらい時間がかかるのか?難易度はどれくらいなのか気になるところだと思います。

結論から言うと、
藤原岳はセブンマウンテンの中で初心者にぜひオススメしたい山です!

そんな藤原岳の魅力と登山の登山コースを紹介していきます。

※コースの様子は私が登った際の様子です。最新のコース状況と違う場合があります。

目次

藤原岳の魅力を紹介!

藤原岳全景
基本データ

【所在地】
三重県いなべ市・滋賀県東近江市
標高
1,140m
花の百名山・新 花の百名山
日本三百名山・関西百名山

写真はいなべ市側から見た藤原岳です。

太平洋セメントの石灰石採掘場となっているので、見た目はあまり綺麗ではないですが、この姿のおかげで遠くからでも、藤原岳は一目で分かります。

しかし!!

そんな藤原岳に登ると自然の豊かさとすばらしさに感動するはず!

まずは、そんな藤原岳の魅力を紹介します!

藤原岳といったら福寿草で人気の花の山!

山肌が削り取られている山容からはイメージできませんが、基本データでも紹介した通り藤原岳は花の百名山・新 花の百名山に選ばれています。

花の百名山に選ばれるほど春になると様々な花が咲き、春先に花を咲かせる福寿草(クジュソウ)は藤原岳の名物です。

花の山ということで春はとても多くの登山者でにぎわい、遠方からもたくさんの登山者が藤原岳に登っています。

けわぞう

フクジュソウの時期はまだ残雪が残っているので、雪山登山の経験もない僕は藤原岳のフクジュソウを見たことがありません・・・

藤原岳山頂付近に広がるカルスト台地!

上の写真は藤原岳の山頂付近の写真です。

藤原岳の石灰石でできた山で、山頂付近にはカルスト台地という白い石灰岩露出した風景を見ることができます。

藤原岳山頂は大昔海の中だったらしく、石灰岩には海洋生物の化石があったりするようです。

そんな藤原岳は通常想像する山頂のイメージとは違い、標高1000mにある台地はとても気持ちがよく、この景色を楽しめるのも魅力の1つです!

この山頂付近の広々とした景色は鈴鹿セブンマウンテンでは藤原岳でしか見ることができません。

梅雨ぐらいからはヒルに注意

これは藤原岳の魅力ではないのですが、
梅雨頃から夏にかけてはヒルが発生します!

このヒルは、どこからともなくズボンの中に入り込み吸血します。

痛さもないので複数個所吸われることもしばしばで、血を吸われると長時間出血が止まりません。

基本的に血を吸われるだけなので私はあまり気にはせず登りますが、姿や動きは気持ち悪いので、

どうしてもヒルが嫌な方は梅雨から夏頃は藤原岳に登るのは避けましょう!

ヒルの出現情報については、ヤマップヤマレコというサイトで登山者の記録を確認することができるので、そこでヒルの最新情報を入手するのがおすすめです。

藤原岳の登山ルート

藤原岳の登山道はいくつかあるのですが、多くの人が登るルートは表道(大貝戸道)と裏道(聖宝寺道)の2つがあります。

初心者や初めて登る人であればこの2つのルートが選択肢になるので今回はこの2つのルートを紹介します。

表道(大貝戸道)

藤原岳表道登山口
表道基本データ

【距離】
約3.7km
【時間】
登り:約2時間45分
下り:約2時間
【特徴】
・勾配がほぼ一定で歩きやすい
・整備がしっかりされているので安全・安心

藤原岳のメインの登山道がこの表道(大貝戸道)です。

写真の神武神社の横が登山道入り口となります。

登山道はしっかり整備されており、道がわからなくなる事もほぼないので初心者でも安心して登ることができます。

また、何合目かの看板もあるので自分がどれくらいの位置にいるのか分かるのも嬉しいところ。

ただ、逆にしっかり整備されおりガレ場などもなく道の変化も少ないので物足りないと感じしまうこともあるかもしれません。

また、景色を眺めることができる場所が少ないのも残念なところです。

しかし、難易度や安全度、整備状況を総合すると鈴鹿セブンマウンテンの中で一番初心者にオススメしたいコースです。

裏道(聖宝寺道)

藤原岳裏道登山口
裏道基本データ

【距離】
約5km
【時間】
登り:約3時間15分
下り:約2時間15分
【特徴】
・ガレ場あり
・表道と比べると難易度UP

表の大貝戸道に対してこちらが裏道の聖宝寺道です。今回の基本データは大貝戸駐車場からの距離と時間です。

写真の鳴谷神社の右側にある階段をどんどん登っていくと聖宝寺があり、お寺の裏へ回ったところからが裏道のスタートです。

道が細くなっている部分や道がわかりにくい部分、また、ガレ場もあるので注意が必要。

しかし、裏道も何合目かの看板が設置されており、表道より変化があって面白いです。

藤原岳ガレ場の多い裏道

また表道よりも裏道のほうが様々な植物が自生しているので、花の百名山として楽しむのであれば表道より裏道がオススメ。

表道(大貝戸道)より少し歩きにくい場所や、わかりにくい部分はありますがセブンマウンテンの中で比べれば歩きやすいルートだと思います。

藤原岳は8合目で表道と裏道が合流

藤原岳の表道と裏道が合流する8合目

表道と裏道は8合目で合流してそこからは同じ道で山頂を目指します。

表道から来ると、この看板の前に出ますが、裏道は看板の後ろにルートがあるので8合目の看板は通り過ぎていくことになります。

この8合目から山頂付近までは九十九折の少し急な登りが続き、
山頂に近づくと木が少なくなり空が広がり無人の小屋『藤原山荘』に到着します。

藤原岳山頂付近の小屋『藤原山荘』

山頂付近で雨風がしのげるので、風が強いときや悪天候時には非常に便利。

近くには綺麗な男女別のトイレもあるので休憩には最適です。

藤原山荘から山頂までは20分程で到着です。山頂はそこまで広くないので、もし山頂が混雑しているようであれば藤原山荘に戻って休憩しましょう。

また藤原山荘から藤原岳山頂ルートの反対には天狗岩へのルートがあります。せっかくなので時間があれば両方行くのがおすすめです!

けわぞうオススメの藤原岳登山コース

私が藤原岳のオススメしたいコースを紹介します!

おすすめコース裏道(表道)→山頂→表道

このコースは裏道から登って表道から下山するコースです。

登りを裏道にした理由は、大きな石のあるガレバを疲れた足で下るよりは登りで歩いたほうが安心だからです。

裏道は変化があるので面白いとおもいますが、5合目ぐらいまでの上り坂が少し大変かもしれないのでゆっくり自分のペースで歩いていきましょう。

もし自信がない場合は上りも下りも表道を使いましょう!

藤原岳の駐車場と電車でのアクセスについて

藤原岳大貝戸駐車場

駐車場は、大貝戸駐車場といなべ市観光駐車場の2つがあります。

料金台数
大貝戸駐車場無料約25台
いなべ市観光駐車場300円約80台

大貝戸駐車場は表登山口のすぐ目の前にあり、1番人気のある駐車場です。

駐車場にある休憩所には自販機やトイレなどの他に靴を洗う場所まであり設備が充実しています。

無料で登山口の近くで設備も充実しているのでこの駐車場はすぐに満車になってしまいます。

春や秋などの人気シーズンは6時頃には満車になるのこともあります。

大貝戸駐車場が満車の場合に利用するのが、表道の登山口から300mほど離れた西藤原小学校の前にある「いなべ市観光駐車場」です。

駐車場台数は多いのですが、駐車料金がかかります。

表道から少し距離はありますが、裏道へは大貝戸駐車場より行きやすいので裏道を使う人にはオススメです。

駅から藤原岳登山口へは約10分!

藤原岳は車だけなく電車でのアクセス可能です!最寄り駅の三岐鉄道三岐線の西藤原駅から大貝戸道まで10分程度です。

まとめ

藤原岳は設備もよく登山道もしっかり整備されているので初心者にもおすすめです。

セブンマウンテンの中では早めに登ってほしい山の1つです。

いろんな楽しみ方のある藤原岳登山オススメです!

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