入道ヶ岳への登山を検討中の皆さんこんにちは!
いなべや桑名の地域ブログを書いているけわぞう(@kewazo1)です。
山登りが大好きで鈴鹿山脈によく足を運ぶ私が、
入道ヶ岳の魅力と初心者におすすめのポイントをまとめてみました。
本記事では、私が実際に登った経験をもとに、入道ヶ岳の各登山ルートの特徴や初心者におすすめのルートを紹介していきます。
それでは、入道ヶ岳の登山を楽しみながら、初心者でも安心して挑戦できるルートを見つけましょう!
※ コースの様子は私が登った際のものです。最新のコース状況と違う場合がありますので、必ず事前に情報を確認してください。
入道ヶ岳の3つの魅力ポイント
入道ヶ岳は鈴鹿セブンマウンテンの中で最も標高が低い山です。
そんな入道ヶ岳の魅力を3つ紹介します!
入道ヶ岳のアセビは天然記念物!
鈴鹿セブンマウンテンの竜ヶ岳であればシロヤシオ。藤原岳はフクジュソウといったように、それぞれの山で綺麗に見ることができる草花があると思います。
入道ヶ岳では、4月から5月にかけて、山頂付近で満開のアセビを楽しむことができます。
この入道ヶ岳のアセビは、イヌツゲ・アセビ群落として県の天然記念物に指定されています。
入道ヶ岳は椿大神社の御神体
入道ヶ岳は麓にある椿大神社の御神体として祭られており、
山頂には大きな鳥居と少しはなれたところに奥宮があります。
また、イワクラ尾根には天孫降臨の神々が座したという「高山の磐座(いわくら)」「重ねの磐座(いわくら)」などがあります。
セブンマウンテンの中でも神話にまつわるスポットがあるのも入道ヶ岳の魅力です!
入道ヶ岳は初心者にも登りやす!
セブンマウンテンの中では標高が低くしっかり整備された登山道も多いので、
初心者の人でも比較的登りやすいです。
各コースに通報ポイントの看板があり、自分がどれだけ登っているか把握しやすいです。
また、ほとんどのコースの途中に避難小屋があるので、突然の雷雨など何かあったときに利用できるのは安心です。
ただし、往復で3時間以上はかかるので、しっかりと準備をして登山に挑みましょう!
入道ヶ岳の登山コースの起点になる3つの駐車場
セブンマウンテンの中で一番低い山ですが、登山ルートの数は7ルートと他のセブンマウンテンに比べると多く、コースの起点となる無料駐車場が3ヵ所あります。
起点 | コース |
椿大神社 | 北尾根コース 井戸谷コース 二本松尾根コース |
宮妻峡 | 新道コース イワクラ尾根コース |
小岐須渓谷 | 滝ヶ谷・二本松尾根コース 池ヶ谷コース |
この起点となる3つの場所の駐車場を紹介します。
椿大神社駐車場
入道ヶ岳登山で一番人気があるのが、この椿大神社からスタートする登山道です。
駐車場は椿大神社第三駐車場で、ここから椿大神社の脇道を進むと各登山道の登山口になります。
駐車場は無料で利用でき、台数も多いですが、
人気コースのため満車の可能性があるので注意してください。
宮妻峡駐車場
宮妻峡からのルートでは、キャンプ場を少し登ったところにある無料の宮妻峡駐車場が起点となります。
駐車場までの道はすれ違いが難しい狭い道を通るので、運転には注意してください。
小岐須渓谷駐車場
このルートでは、小岐須渓谷の無料駐車場を起点とします。
宮妻峡と同様に、駐車場までは道幅の狭い道路を進む必要があります。
ここからは、3つの起点からスタートする7つのルートを紹介します!
入道ヶ岳:魅力溢れる7つの登山ルート&特徴を紹介!
釈迦ヶ岳には、魅力的な7つの登山ルートがあります。
それぞれのルートに独自の特徴があり、自分に合ったルートを選んで登山を楽しむことができます。
- 北尾根ルート:初心者向けで多くの登山者が利用するコース。
- 井戸谷ルート:谷は滑りやすい箇所もあるが、最後の急登は景色抜群。
- 二本松尾根ルート:初心者向け、アセビのトンネルが魅力。
- 新道ルート:急な尾根を登る最短ルート、初心者向けで分かりやすい。
- イワクラ尾根ルート:神聖な磐座がある、アップダウン激しい、注意箇所多数。
- 滝ヶ谷ルート:二本松ルートまで、クサリ場多い、中級者向き。
- 池ヶ谷ルート:勾配緩やかな谷ルート、ロープ場・滝あり、見どころ多数。
これらの登山ルートを参考に、御在所岳の魅力を満喫しましょう。
次からは、上で紹介したそれぞれのルートを詳しく紹介していきます!
入道ヶ岳登山コース①北尾根ルート
北尾根ルート基本情報 | |
距離 | 約4.2km |
登り時間 | 約1時間50分 |
下り時間 | 約1時間25分 |
駐車場 | 椿大神社駐車場 |
椿大神社の脇を進んでいくと、最初に出てくるのが北尾根ルートで、距離が長いものの安全で人気があります。
スタート地点は愛宕社から始まり、長い階段を登っていかなくてはなりません。その後、尾根道を歩いて山頂へ向かいます。
距離が長いため、勾配があまりきつくないように感じるかもしれませんが、急坂やロープ場も所々にあり、意外と体力的にしんどい部分も存在します。
それでも、しっかりと踏み固められたルートであり、登山者も多く訪れるため、初心者にもオススメの人気ルートとなっています。
入道ヶ岳登山コース②井戸谷ルート
井戸谷ルート基本情報 | |
距離 | 約3.7km |
登り時間 | 約2時間10分 |
下り時間 | 約1時間40分 |
駐車場 | 椿大神社駐車場 |
次に紹介するのが、井戸谷ルートです。
北尾根登山口を通り過ぎた先に出てくるこのルートは、明るい谷を登っていく人気のルートです。最初は植林地の緩やかな尾根を登り、井戸谷に入ります。
谷沿いを歩いていくものの、小石が多く滑りやすい場所やクサリ場も存在するため、注意が必要です。
ルートの最後には笹原の急登が待ち構えており、この登りが少ししんどいかもしれませんが、その分、景色が抜群です。
谷には草花も多く咲いており、谷歩きが好きな方に特にオススメしたいルートです。
入道ヶ岳登山コース③二本松尾根ルート
二本松尾根ルート基本情報 | |
距離 | 約3.4km |
登り時間 | 約2時間10分 |
下り時間 | 約1時間30分 |
駐車場 | 椿大神社駐車場 |
二本松尾根ルートは、井戸谷ルートのさらに奥にある、初心者にもおすすめのルートです。
このルートへは、通報ポイント5の看板まで歩いてから二本松尾根を進んでいくことになります。
尾根は急登で少ししんどいかもしれませんが、ルートは分かりやすく、歩きやすさが魅力です。
そして、このルートの見どころはなんといってもアセビのトンネル!
入道ヶ岳の魅力をたっぷり感じることができる、おすすめのルートです。
入道ヶ岳登山コース④新道ルート
新道ルート基本情報 | |
距離 | 約2.6km |
登り時間 | 約2時間 |
下り時間 | 約1時間30分 |
駐車場 | 宮妻峡駐車場 |
新道ルートは、最短距離と時間で山頂に到達できるコースです。
このルートでは、初めは石が転がる滑りやすい道を登りますが、尾根に出るとしっかりと踏み固められた分かりやすいルートになります。そのため、初心者の方にも安心して挑戦できます。
個人的には急な上り坂が苦手なのであまり好きではないですが、
距離が短くて最短で登れるという点では魅力的なルートです。
入道ヶ岳登山コース⑤イワクラ尾根ルート
イワクラ尾根ルート基本情報 | |
距離 | 約6.1km |
登り時間 | 約3時間20分 |
下り時間 | 約2時間30分 |
駐車場 | 宮妻峡駐車場 |
イワクラ尾根のルートは水沢峠を経由するルートと奥の谷を上るルートがありますが、奥の谷ルートを使ったことがないので水沢峠経由のルートの紹介です。
イワクラ尾根ルートは、古くから信仰の対象とされてきた神聖な磐座(いわくら)があるコースです。
しかし、アップダウンが激しく体力が要求されるだけでなく、登山客も少なく注意が必要な箇所が多いため、初心者にはお勧めできません。
駐車場から水沢峠の登山口まで舗装された林道を歩き、登山口から水沢峠まで谷を上っていきます。
この区間は、あまり人が通らないため落葉が多く、ルートが分かりにくく、クサリ場も多いです。
水沢峠に入ってからは鎌ヶ岳から入道ヶ岳への稜線を歩く登山者が増えます。
水沢峠から県境稜線を歩いてイワクラ尾根の分岐に至り、そこから入道ヶ岳を目指します。
このルートでは、入道ヶ岳山頂と同じ標高まで登った後、約100メートル下って再び登らなければなりません。
また、尾根が細くなる箇所や砂で滑りやすい場所もあるため注意が必要です。
危険箇所が多いルートですが、天孫降臨の伝説が残る磐座(いわくら)を見ることができる魅力的なコースです。
入道ヶ岳登山コース⑥滝ヶ谷・二本松尾根ルート
滝ヶ谷・二本松尾根ルート基本情報 | |
距離 | 約3km |
登り時間 | 約2時間20分 |
下り時間 | 約1時間40分 |
駐車場 | 小岐須渓谷 |
滝ヶ谷ルートは、途中で二本松ルートに合流するコースで、竜ヶ谷にはクサリ場など注意が必要な箇所が多く見られます。
滝ヶ谷を深く進むにつれて、クサリ場が増え、足場も悪くなります。
いくつかの滝があり見どころも存在しますが、初心者の方が二本松尾根を登る場合には、滝ヶ谷ルートよりも椿大神社からのルートをお勧めします。
入道ヶ岳登山コース⑦池ヶ谷ルート
池ヶ谷ルート基本情報 | |
距離 | 約4km |
登り時間 | 約3時間50分 |
下り時間 | 約2時間10分 |
駐車場 | 小岐須渓谷 |
池ヶ谷ルートは、山頂付近まで続く谷沿いを歩くことができる比較的勾配の緩やかなコースです。
滝ヶ谷ルートと比べて危険箇所は少ないものの、滑落の危険がある場所やロープ場も存在するため、慎重に歩く必要があります。
登山客がそれほど多くないことから、初心者にはあまりおすすめできないルートとです。
個人的には、入道ヶ岳らしくない雰囲気と、山頂までほとんど休まず登ることができる点が好きなポイントです。
滝がいくつかあるため、見どころも豊富で、屏風岩にも立ち寄ることができます。
初心者にオススメしたい入道ヶ岳登山コース
私が入道ヶ岳で初心者にオススメしたいコースを2つ紹介します!
【おすすめコース①】井戸谷→二本松尾根
【おすすめコース②】二本松尾根→北尾根
井戸谷ルートはクサリ場や滑りやすい箇所がありますが、個人的には好きなルートです。
危険箇所も若干ありますが、私の4歳の息子でも山頂まで自力で歩くことができました。注意して歩けば、初心者でも登ることが可能です。
二本松尾根のアセビは満開の時期に行くのが特におすすめですが、低い木のトンネルを歩くのも入道ヶ岳らしい魅力があります!
もし井戸谷ルートが不安であれば、二本松尾根ルートで登って北尾根ルートで降りるコースが良い選択だと思います。
まとめ
入道ヶ岳は、初心者から上級者まで楽しめる多様なルートが存在し、それぞれのルートに独自の魅力があるため、登山者にとって魅力的な山です。
初心者向けの北尾根ルートや二本松尾根ルートから、神聖なイワクラ尾根ルートや滝ヶ谷ルートなど、個性豊かなコースがあります。
これらのルートを組み合わせて、あなたに合ったオススメコースを見つけて、入道ヶ岳の美しい景色や神話に触れる素晴らしい体験を楽しみましょう。
また、山登りには適切な準備と注意が大切です。天候や体調、装備をしっかりチェックし、無理をせず安全に登山を楽しみましょう。また、自然環境を尊重し、マナーを守って登山を行ってください。
このブログが、これから釈迦ヶを登る方の登山をさらに楽しく、思い出深いものにするお手伝いができれば幸いです。