こんにちは!
いなべや桑名のグルメや登山など地域ブログを書いている、
けわぞう(@kewazo1)です!
今回は鈴鹿セブンマウンテンの一番南にある入道ヶ岳についてまとめました。
バリエーションコース以外の全てのコースで登ったけわぞうが、入道ヶ岳の魅力と山頂への登山コースを写真つきで紹介!
・入道ヶ岳に初めて登る人
・入道ヶ岳がどんな山か知りたい
・入道ヶ岳の全てのコースの様子を知りたい
・初心者オススメのコースは?
各登山道で登った山行記録へのリンクもあるので、さらに詳しくコースの状況が知りたい人は山行記録のページをチェックしてみて下さい。
※コースの様子は僕が登った際の様子です。最新のコース状況と違う場合があるので周囲してください。
目次
入道ヶ岳の3つの魅力ポイント

三重県鈴鹿市
標高
906m
入道ヶ岳は鈴鹿セブンマウンテンの中では標高が1番低い山です。
そんな入道ヶ岳の魅力を3つ紹介します!
入道ヶ岳のアセビは天然記念物!

竜ヶ岳であればシロヤシオ。藤原岳はフクジュソウといったように、それぞれの山で綺麗に見ることができる草花があると思います。
この入道ヶ岳で思い浮かべる花といったら、
4月から5月頃に満開をむかえる山頂付近のアセビ!
この入道ヶ岳のアセビは、
イヌツゲ・アセビ群落として県の天然記念物に指定されています。
入道ヶ岳は椿大神社の御神体

入道ヶ岳は麓にある椿大神社の御神体として祭られており、
山頂には大きな鳥居と少しはなれたところに、奥宮があります。
またイワクラ尾根には天孫降臨の神々が座したという、“高山の磐座(いわくら)”“重ねの磐座(いわくら)”などがあります。
セブンマウンテンの中でも神話にまつわるスポットがあるのも入道ヶ岳の魅力です!
入道ヶ岳は初心者にも登りやす!

セブンマウンテンの中では標高が低くしっかり整備された登山道も多いので、
初心者の人でも比較的登りやすいです。
各コースに通報ポイントの看板で自分がどれだけ登っているのかも分かります。
また、ほとんどのコースの途中に避難小屋があるので、突然の雷雨など何かあったときに使うことができるのは安心です。
とはいうものの、往復で3時間以上はかかるのでしっかり準備をして登山にのぞみましょう!
入道ヶ岳の登山コースの起点になる3つの駐車場
セブンマウンテンの中で一番低い山ですが、登山ルートの数は他のセブンマウンテンに比べると多いです。
登山ルートは7つと、そのコースの起点となる場所が3ヵ所あります。
起点 | コース |
椿大神社 | 北尾根コース 井戸谷コース 二本松尾根コース |
宮妻峡 | 新道コース イワクラ尾根コース |
小岐須渓谷 | 滝ヶ谷・二本松尾根コース 池ヶ谷コース |
この起点となる3つの場所の駐車場を紹介します。
椿大神社駐車場

入道ヶ岳登山で一番人気があるのが、この椿大神社からスタートする登山道です。
駐車場は椿大神社第三駐車場で、ここから椿大神社の脇道を進んでいくと各登山道の登山口になります。
駐車場は無料で利用することができ、駐車台数も多いですが、
人気コースの駐車場なので、満車の可能性があるので注意してください。
宮妻峡駐車場

宮妻峡からのルートはキャンプ場を少し登ったところにある無料の宮妻峡駐車場が起点となります。
駐車場までの道はすれ違いが難しい狭い道を通っていきますので運転には注意してください。
小岐須渓谷駐車場

ここは小岐須渓谷の無料駐車場を起点としたルートです。
宮妻峡と同じで駐車場までは道幅の狭い道路を進んで行きます。
ここからは、3つの起点からスタートする7つのルートを紹介します!
入道ヶ岳登山コース①北尾根ルート

約4.2km
【時間】
登り:約2時間10分
下り:約1時間40分
【特徴】
・距離は長いが安全で人気
・距離が長く傾斜がきついところもあるので体力的に少ししんどい
椿大神社の脇を進んでいくと、最初にでてくるのが北尾根ルートです。
スタート地点は愛宕社からスタートで長い階段を登っていかなくてはなりません。
そこから尾根道を歩いて山頂へ向かいます。
距離が長いのでそこまで勾配がきつくないように感じますが、
急坂やロープ場もところどころにあり、意外としんどいです。
それでもしっかりと踏み固められたルートで登山者も多く、初心者にもオススメの人気ルートです。

入道ヶ岳登山コース②井戸谷ルート

約3.7km
【時間】
登り:約1時間50分
下り:約1時間25分
【特徴】
・明るい谷を登っていく人気ルート
・小石で滑りやすい場所やクサリ場など注意箇所あり
・最後の急登はしんどいが景色抜群!
北尾根登山口を通り過ぎていき次に出てくるのが井戸谷ルートです。
最初は植林地の緩やかな尾根を登って井戸谷に入ります。
谷沿いを歩いていきますが、小石が多く滑りやすくなっている場所やクサリ場もあるので注意が必要なルートではあります。
最後は笹原の急登を登って頂上にでますが、この急登から見る景色はとてもいいです。
谷には草花も多く、個人的は谷歩きが好きなのでオススメしたいルートです。

入道ヶ岳登山コース③二本松尾根ルート

約3.4km
【時間】
登り:約2時間10分
下り:約1時間30分
【特徴】
・歩きやすいルートだが二本松尾根の急登がしんどい
・アセビのトンネルを満喫できる
二本松尾根ルートは井戸ヶ谷のさらに奥に進んでいくルートです。
二本松尾根を歩いていくのは通報ポイント5まで歩いてからになります。
尾根は急登でしんどいですが、分かりやすいルートなので初心者にもオススメです。
そしてなんといってもこのルートの見どころはアセビのトンネル!
入道ヶ岳の魅力を感じることができるおすすめルートです。
入道ヶ岳登山コース④新道ルート

約2.6km
【時間】
登り:約2時間
下り:約1時間30分
【特徴】
・最短距離・時間で山頂に登ることができる
・傾斜はきついがコースは分かりやすい安心コース
新道ルートは少し急な尾根をひたすら登っていくルートです。
尾根に登るまでは石が転がるすべりやすいルートですが、尾根に出るとしっかりと踏み固められた分かりやすいルートなので初心者の人でも安心です。
個人的には急な上り坂が苦手なのであまり好きではないですが、距離も短く最短で登ることができます。

入道ヶ岳登山コース⑤イワクラ尾根ルート

イワクラ尾根のルートは水沢峠を経由するルートと奥の谷を上るルートがありますが、奥の谷ルートを使ったことがないので水沢峠経由のルートを紹介します。
約6.1km
【時間】
登り:約3時間20分
下り:約2時間30分
【特徴】
・古くから信仰がある磐座(いわくら)がある神聖なルート
・アップダウンが激しく体力的しんどい
・水沢峠までは登山客も少なく注意箇所の多いルート
駐車場から水沢峠の登山口までは舗装された林道を歩いていきます。
登山口から水沢峠までは谷を上っていきますが、
あまり人が入っていない道のようで落葉が多くルートも分かりにくい箇所や、クサリ場も多くお勧めできるルートではありません。
水沢峠に入ると鎌ヶ岳や入道ヶ岳からの稜線を歩く登山者が多くなります。
水沢峠から県境稜線をあるくとイワクラ尾根の分岐があるのでそこから入道ヶ岳を目指します。
イワクラ尾根はアップダウンが激しく入道が岳山頂と同じ標高まで登ってから100mほど下りてからまた登らなければなりません。
また、尾根が細くなっているところや砂で滑りやすくなっているところもあるので注意が必要です。
危険箇所の多いルートではありますが、天孫降臨の伝説が残る磐座(いわくら)を見ることができるルートでもあります。
初心者にはあまりオススメできませんが、神話に触れることができるルートとして歩いてみる価値はあります!
入道ヶ岳登山コース⑥滝ヶ谷・二本松尾根ルート

約3km
【時間】
登り:約2時間20分
下り:約1時間40分
【特徴】
・竜ヶ谷はクサリ場など注意箇所が多いルート
滝ヶ谷ルートは途中で二本松ルートに合流するまでのルートです。
滝ヶ谷は深く入っていくにつれてクサリ場が増えていき、足場も悪いです。
いくつか滝があり見どころもあるのですが、
初心者の人が二本松尾根を登る場合には滝ヶ谷ルートではなく椿大神社からのルートをオススメします。
入道ヶ岳登山コース⑦池ヶ谷ルート

約4km
【時間】
登り:約3時間50分
下り:約2時間10分
【特徴】
・山頂まで急登がすくない谷ルート
・クサリ場・ロープ場などが多く注意が必要
・滝がいくつかあり見どころ多数(屏風岩にも立ち寄りできる)
池ヶ谷ルートは山頂付近まで続く谷沿いを歩いていく比較的勾配がゆるいルートです。
滝ヶ谷ルートと比べると危険箇所は少ないですが、滑落の危険がある場所やロープ場もあるので慎重に歩いていかなければなりません。
また登山客もそこまで多くないのであまり初心者にはオススメできないコースです。
個人的には入道ヶ岳っぽくない雰囲気と、山頂まであまり息がることなく登っていくことができる好きなルートです。

初心者にオススメしたい入道ヶ岳登山コース

私が入道ヶ岳で初心者にオススメしたいコースを紹介します!
②二本松尾根→北尾根
井戸谷ルートはクサリ場があったり足元がすべりや箇所もありますが、個人的に好きなルートです。
少し危険個所もありますが、4歳の息子でも山頂まで自分の足で歩いていくことができたので注意をして歩いていけば初心者でも登ることができると思います。
二本松尾根のアセビは満開の時期に行くのがもちろんオススメですが、低い木のトンネルを歩くのが入道ヶ岳っぽくてオススメです!
もし井戸ヶ谷が不安な人は二本松尾根で登って北尾根で降りるルートがいいと思います!
まとめ
入道ヶ岳のコースについてまとめましたが、改めて魅力のたくさん詰まった山だなと感じまいした。
椿大神社からのルートで多くの人が登っていると思うので是非他のルートでも登ってほしいです!
入道ヶ岳登山を考えている人は是非参考にしてください。
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