今回は初夏が旬といわれるハモを購入して調理してみました。
鱧(ハモ)について
旬
ハモの旬は、産卵を控えた6月から7月といわれています。
また、10月から11月頃のハモも「落ちハモ」と呼ばれており脂がのって美味しいようです。
産地
ハモは比較的温暖な海の魚で基本的には紀伊半島より南の海で漁獲されています。
有名な産地としては、
和歌山、徳島、愛媛、山口、長崎などです。
産地からもわかるように西日本ばかりで、
関西ではスーパーでも販売されているようですが、関東ではあまり食べることもなく、食べるとしてもお店で食べる高級魚のイメージです。東海地方でもスーパで売っているのあまり見かけません。
また、日本以外だと中国や韓国の輸入もあります。
韓国産については日本のハモよりも高値がつくことがあるようです。
ただ日本では紀伊半島より南の温暖な海が多いのに、日本海より北にある韓国からの輸入があるのはどういうことなのか・・・(笑)
なぜ内陸の京都でハモが有名?
京都では7月の祇園祭は鱧祭りといわれるほどハモ料理が有名です。
ただ漁獲される太平洋に面していない京都でなぜハモが有名なのか?
それは昔、輸送技術が発達していなかった頃に生きたまま京都まで運ぶことが出来た数少ない魚だったからだそうです。
そのハモを京都の料理人さんたちは、どうすれば美味しく食べられるようになるのかを研究し、「骨切り」という高度な技術を編み出した結果、ハモ料理が京都で発展することとなりました。
ハモを調理
今回買ってきたものは愛知産のハモ。
関西方面でポピュラーということで愛知産のハモがそもそも出回るのは珍しいような・・・
そもそもハモが市販で売られているのを初めて見ました。
骨切りもしてある状態なので後は調理するだけ!
ということで、
今回はてんぷらにしてみました。
天ぷら粉の作り方はこちらのレシピを参考に。
2~3分ほど揚げて出来上がったのがこちら。
見た目はまぁまぁ。
一つ食べてみると・・・・
ふわっとした食感はよかったのですが、
ほんの少しだけど骨が気になる・・・・それと少し生臭いかな・・・・
他のハモを食べたことがないので普通がどれくらいなのかわからないのでなんともいえませんが、骨がちょっと邪魔だなと思う部分がありました。
骨はどうもなりませんが、生臭さはもう少し火を入れることでなくなるかなと思い少し長めに火を入れることに。
その結果、生臭さはなくなりましたが長く火を入れることで身のふんわり感はなくなってしまいた。
妻はもともと魚が嫌いなので食べませんでしたが、子供達は気に入っていたようで私と子供2人ですべて完食。
骨が気になると言いましたが、わが子たちは特に気にすることなく食べていたのでただ私が神経質なだけかもしれません(笑)
今回の反省点
骨についてはどうしようもないですが、生臭さについては反省すべき点が・・・
まず、
購入してから調理をしたのが3日後。
まぁこれが最大の理由でしょう・・・
魚については出来る限り早く調理をしたほうがいいに決まってますからね。
もう一つが、
魚のぬめり、臭みをとることをしなかった。
これについては臭みが出た後の対処方法についてです。
はものぬめりについて調べてみると、綺麗にぬめりを取り除かないと生臭さが残るようです。
また、臭みについても酒をふったりぬめりと一緒に水で洗い流したほうがよかったかもしれません。
まとめ
今回はハモを調理してみましたが、魚の基本のとなる臭みを取り除く作業を怠ってしまったのでそこを気をつけなければいけないなと感じました。
ただハモ自体は食感もよく子供にも人気だったのでもし売っていたら購入して自宅で調理してみてはいかがでしょうか!